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袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらん
夏の日差しを反射してきらきらと滴る雫で袖を濡らしながら両手ですくいあげた清水を。
秋経て冬となり、あのときの清水がまっしろに凍りついたのを、立春を迎えた今日、
春の風がやさしくとかしているのだろうな。
清水を中心に、言葉の連想で四季をぐるりと一周させる大胆で力強い和歌。
両手の感触から、背後をふきぬける春の風まで、四季のめぐりの喜びに満ちている。
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袖ひぢてむすびし水のこほれるを春立つけふの風やとくらん
夏の日差しを反射してきらきらと滴る雫で袖を濡らしながら両手ですくいあげた清水を。
秋経て冬となり、あのときの清水がまっしろに凍りついたのを、立春を迎えた今日、
春の風がやさしくとかしているのだろうな。
清水を中心に、言葉の連想で四季をぐるりと一周させる大胆で力強い和歌。
両手の感触から、背後をふきぬける春の風まで、四季のめぐりの喜びに満ちている。